アレルギーの血液検査でわかること・わからないこと|なかむらこどもクリニック|登戸駅徒歩1分|川崎市多摩区の小児科・アレルギー科

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アレルギーの血液検査でわかること・わからないこと|なかむらこどもクリニック|登戸駅徒歩1分|川崎市多摩区の小児科・アレルギー科

アレルギーの血液検査でわかること・わからないこと

最近、「一度にたくさんのアレルギー検査ができる方法があると聞いたのですが、当院でもできますか?」というご相談をいただくことが増えています。

 

アレルギー検査にはさまざまな方法がありますが、当院ではまず詳細な問診を丁寧に行い、症状や生活環境からアレルギーの可能性が高い原因に絞って検査を行っています。そのため、**検査の精度が高く、数値が正確に出る「イムノキャップ法」**を主に使用しています(保険診療で検査できる項目数は13項目まで)。

 

 この検査は、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に対して、どれくらい強く反応しているかを数値で把握できるのが特徴です。また、一部のアレルゲンでは、この数値から症状が出やすいかどうかの予測も可能です。

 

 一方で、「一度にたくさんの項目を調べられる検査」も存在します。たとえば、マストイムノシステムズViewアレルギー39ドロップスクリーンなどがあります。これらは少ない血液で多くのアレルゲンを一括チェックできるため、**アレルギーの原因がはっきりしないときのスクリーニング(初期調査)**に便利です。

 

 ただし、これらの検査は半定量的で、反応の強さは大まかな段階でしか示されず、正確な数値や症状の出やすさまではわかりません。そのため、診断目的として使うには限界があることを理解しておく必要があります。

 

 また、血液検査だけでアレルギーの有無がすべて判断できるわけではありません。大切なのは、実際にアレルゲンに触れたときに症状が出たかどうかという点です。検査結果が陽性でも、症状がまったく出ない場合もありますし、逆に陰性でも症状が出ることもあります。このため、アレルギーの診断に最も重要なことは患者さんのこれまでの症状をしっかりお聞きすることとなります。

 

登戸(のぼりと)の小児科 アレルギー科|なかむらこどもクリニック
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