乳幼児学校保健研修会に参加しました
- 2022年9月20日
- 小児科
台風が近づき、時折強い雨が降る悪天候でしたが、久しぶりにオンラインではなく現地で「乳幼児学校保健研修会」に参加してきました。Webからの視聴も可能でしたが、やはり現地参加は気分が盛り上がります。
この会はお子さんの健康や福祉の増進に取り組む日本小児科医会が主催しています。今回は思春期のお子さんに起こる心の問題や性の問題に関して、今最前線で取り組まれている方たちの講演を一日でまとめて聴くことができました。
悩みがある・なんとなく調子が悪いというお子さん・自傷・性別の違和感など、主には心理や精神科の先生が講演されていました。どれもなかなか対応が難しいけれども、これから少しづくでも良いので、「かかりつけ医」として取り組む必要があると痛感しました。
最も心に残った一言は、自傷に関する講演を行った先生のことばです。「困っている患者さんの支援は大切です。しかし、支援する医療者も孤立してはいけない。支援者も支援を受ける必要がある」
院長1人で医院をきりもりしているので、ともすれば独りよがりになりやすい環境です。しかし、患者さんのためには地域の先生達や行政の方などとも積極的に連携することが必要です。これからもかかりつけ患者さんが健康に暮らせるように日々努力しようと決意しました。