熱中症かなと思ったら
- 2024年6月21日
- 小児科
★熱中症かなと思ったら★
軽いめまいや立ちくらみの場合には、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やしてください。お子さんの場合には、元気がなくぐったりしている場合には特に注意が必要です。体全体を冷やした方がよいので、涼しい格好になって、乳児のお子さんではミルク、それ以上ではスポーツドリンクなどで水分・塩分をとりましょう。
体を冷やすことも有効です。服を緩めて濡らしたタオルや保冷剤などを首・わきの下・太ももの付け根などにおいて冷やしてください。全身に水をかけて仰いだりするのも有効です。
症状が治まったからといって、すぐに暑い場所に戻らずしっかりと体を休めましょうね。
頭痛や吐き気などがある場合には、軽い熱中症とは言えません。OS-1などの経口補水液を乳幼児であればコップ2〜3杯程度(400mL)、小学生以上であれば500~1000mLを摂取しましょう。症状が改善せず、経口で水分補給ができない場合には、自家用車ですぐに病院受診してください。
上記に加えて呼びかけへの反応が悪いなど、ぐったり感が強い場合には救急車を呼んでもよいでしょう。特に体温が高く・意識障害が少しでもある場合や痙攣した場合には救急車を呼びましょう。