#8000 こども医療でんわ相談
- 2024年4月17日
- 小児科
以前お子さんの急な病気でお困りの時に役立つサイトという記事で#8000「こども医療でんわ相談」という事業を紹介しました。この事業は小児科医もしくはトレーニングを受けた看護師に夜間もしくは休日に電話相談できるとても便利なサービスです。
このサービスは全国の45都道府県で行われており、その集計報告をみる機会がありました。(令和4年度#8000情報収集分析事業 分析結果の概要)
報告はR4年度の3か月間の集計ですが、全国で、約25万件の相談があったそうです。5人1人が1歳未満のお子さんに関する相談で、3割が発熱に関する相談であったとの事です。
#8000の事業では電話相談で緊急度判定を行い、①119番をすすめた。②直ちに病院に行くようにすすめた、③翌日に受診をするようにすすめた、④なにかあれば受診することをすすめた、⑤受診する必要はない。⑥その他など6段階の対応をすすめています。全国データでは4人に1人程度が②以上の対応を進められており、このサービスがとても重要なのだと感じられました。
相談は19時頃に集中しているようですので、その時間はすこしずらして相談した方が、よいかもしれません。
例年4月2~3週以降はお子さんが体調を崩しやすい季節です。当クリニックの診療時間外で、お子さんの急な発熱など、対応に迷ったら、是非利用してみてください。