BEAMS Stage 2に参加しました
- 2022年9月27日
- 小児科
昨日BEAMS Stage 2に参加しました。
BEAMSといっても、有名な服屋さんではなく「医療機関向け虐待対応プログラム」といって、近年問題となっている「お子さんの虐待」に地域の医療機関としてどのように対応したらよいかを学ぶ場で、日本子ども虐待医学会が主催しています。
当日は医師のみではなく、多くの行政の方も来場されているとの事でした。平日の19時からという遅い時間でしたが、皆さんの熱心さに頭が下がります。
BEAMSは「Be a Medical Safety-Hub on Child Abuse」の略ですが、このプログラムを通して、虐待の可能性あるお子さんとご両親との接し方の学び、適切に地域と家族の架け橋(Safety -Hub)になって欲しいとの願いがあるそうです。
プログラムでは、実際あったお子さんの経過を通して、私達が接したときに、どのような事に注意して診察すべきか、どの検査を行うべきかを振り返るような形で行って頂きました。とてもわかり易く1時間半程の講義でしたがあっという間に時間が立ってしまいました。
時々とても悲しい虐待のニュースが報道されることがあります。しかし、それは氷山の一角であり、児童相談所には年間20万件以上の相談があるそうです。児童相談所だけでは十分に対応できなことは容易に想像できます。
また、虐待に至らなくても何かしらの支援が必要なお子さんや保護者の方がおられます。小児科医はお子さんの相談をまず受ける立場として、地域の方たちとも連携して、様々な側面からお子さん・ご家族のサポートする必
要があると感じました。