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ぜんそくの季節には適切なダニ対策を|なかむらこどもクリニック|登戸駅徒歩1分|川崎市多摩区の小児科・アレルギー科

ぜんそくの季節には適切なダニ対策を

10月に入り、肌寒くなると急に気管支喘息の発作を起こす方が増えます。

なぜ、この時期に悪化するのかは台風が来るから・気圧が下がるからなど諸説ありますが、個人的にはダニに曝露される機会が増えるからと考えています。

寒くなると皆さん、掛ふとん・長袖の服・セーターなどを押し入れから出して使います。夏の間しまっておいた物には、ダニが沢山います。ちなみにダニは何種類かいますが、ぜんそくで悪さをするのは主にチリダニです。体長は0.3mm程度なので、肉眼では見るのは困難です。

困った事に繁殖能力がとても高く、高温多湿な環境では10週間で300倍くらいに増えることもあるそうです(30匹が1万匹!)。

成虫を吸い込むことはありませんが、死骸やフンが乾燥するとマイクログラム単位まで細かくなり、通常の呼吸で吸い込んでしまい、アレルゲン(アレルギー反応の原因となる物質)になります。

日本の夏は高温多湿でダニにとって繁殖し易い環境です。洗濯や掃除機がけをしていないものには当然沢山のダニがおり、そのまま使用すれば、多くのダニ抗原を吸い込んでしまいます。洗えるものは洗濯し、洗う事が出来ないものは掃除機をかけるなど適切なダニ対策をして乗り切りましょう!